主に男性の就活ではネクタイは必須といっても過言ではありません。
これは、ビジネスシーンではスーツが定番でスーツを着る場合は基本的にネクタイを絞めるのがビジネスマナーの基本だからです。
しかし、ネクタイ選びと結び方は意外と難しいものです。
ビジネスパーソンでも正しくきれいに結んでいる人は多くはありません。
デザインも無難すぎるものや、スーツやワイシャツの色や柄と合わないネクタイの選択も見受けられます。
正しい結び方でスーツやワイシャツに合ったネクタイを絞めれば印象はアップしますし、適度なおしゃれは好感度が増します。
この記事では基礎からわかる就活のネクタイについて、10年以上新卒採用と中途採用を担当している社会保険労務士資格を持つ大手企業の人事部管理職が解説します。
就活でのネクタイの結び方
就活でマスターしておきたい結び方は以下の3つになります
結び目が小さい プレーンノット(フォアインハンドノット)
固く小さな結び目になる結び方です。ボタンダウンのように襟の開き方が小さいワイシャツとマッチします。
最もフォーマルな場合を除いて、ビジネスシーンなどあらゆる場面で使えて、最も簡単な結び方なので、就活生が最初に覚えてほしいネクタイの結び方です。
セミ・ウインザーノット(ハーフ・ウインザーノット)
正三角形に近い結び目となります。
プレーンノットよりもフォーマルなシーンで結ぶことができて、ビジネスだけでなく結婚式など幅広く使うことができます。
ワイドカラーのワイシャツとの相性は抜群で厚手のネクタイに最適です。
結び目がそれほど大きくないため、ボタンダウンからやワイドカラーなどの襟の開きが大きいシャツまで相性がよく、また結び方も比較的容易に習得できます。
結び目にボリュームがでるので印象を強めたい場面で用いるといいです。
セミ・ウインザーノット(ハーフ・ウインザーノット)の結び方動画はこちら
ウインザーノット
ウィンザーノットはクラシックな結び方ですが、人気が高くネクタイ上級者向けの結び方です。
他の結び方に比べて結び目が大きく、左右対称であるため、ウィンザーノットを習得するには練習が必要です。
ビジネスシーンはもとより、フォーマルまたはセミフォーマルなシーンにふさわしい結び方です。
ワイドカラーのシャツとの相性がよく、ドレスアップしたい時にもおすすめです。
就活生でウインザーノットをしっかり結べていたら、身だしなみに気を配り、スーツを着るシーンをたくさん経験しているのだと思われます。
学生時代に起業したりビジネスの経験をアピールしている就活生は、経験を裏付ける要素としてウインザーノットを会得しておくといいでしょう。
就活用のネクタイの選び方
毎年就活生を見続けている経験から、就活生のネクタイの70%以上はブルーのレジメンタル(ストライプ)です。
無難といえば無難ですが、毎年数百人面接している担当者の目には「無難な選択をしているな」と映ります。
金融や公務員、インフラ系などの堅い業界であれば無難なほうがいいのかもしれませんが、広告やエンタメ、ファッション系では無難なネクタイのほうがむしろリスクが高いといえます。
なぜなら、ファッションや自分の見せ方に無頓着と判断されてしまうからです。
ブルーのレジメンタル(ストライプ)以外にもう1本チョイスをして、業界やシチュエーションに合わせて使い分けてはいかがでしょうか?
就活ネクタイの選び方①「形」
就活ではまず基本中の基本である剣先がとがっている「ダービータイ」の中から太い剣先の幅が9センチの「レギュラータイ」か6センチの「ナロータイ」を選びます。
就活ネクタイの選び方②「デザイン」
・ レジメンタル
フレッシュな印象を与えるので就活生のファーストチョイスになります。
こんなレジメンタルであれば、ほかの就活生と差別化できます
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・ 小紋柄
誠実な印象を与えます。柄が大きいとカジュアル、小さいとクラシックな印象になります。ビジネスシーンで使うならば、柄は小さいものを選ぶのがベターです。柄が小さい小紋柄は就活でもOKです。
こんな小紋柄であれば落ち着いた印象が出ます。
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・ ドット
爽やかな印象を与えます。オシャレ度が増しますので就活シーンでは個性を表現しやすい柄です。
以下のようなドット柄なら就活でも使えて好感度抜群です。
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・ チェック
カジュアルで親しみやすい印象を与えます。就活ではチェックに使われている色数が少ないものを選ぶと使いやすいです。就活生が使うと色合いによっては幼さが感じられるので選択が難しいです。
KY18タイプのチェックなら落ち着き感があります。
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・ 無地
あらゆるシーンで幅広く使うことができます。無地のネクタイを選ぶときは、色や素材にこだわってみるのがポイントです。派手な色合いや素材は就活では避けましょう。
この無地なネクタイはワイドシャツでウインザーノットが決まれば最強です。
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・ ペイズリー
個性的な印象を与えます。カジュアルシーンにおすすめです。就活では避けたほうがいいです。
就活ネクタイの選び方③「色」おススメは「赤」「青」「黄」
・ 赤系
パワフルで情熱的な印象を与えられる色です。
自分の気持ちを奮い立たせる効果もあります。
上の写真にある明るさの「赤」はやや印象が強すぎるので就活で使うには避けたほうがいいです。
もう少しトーンを落とした赤であれば、就活の「勝負ネクタイ」として使えます。
こんな赤であれば好感度と快活さをアピールできます。
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・ 青、紺系
就活の定番の色です。知的、真面目といった印象や、信頼感を相手に与えることができます。
無難ですが個性を出すには、デザインや無地で素材感のあるネクタイを選びましょう。
こんなデザインなら差別化できます
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こんな生地感はおススメです
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・ 黄系
明るさや元気さといった、ポジティブな印象を与えることができる色です。クリーム色のネクタイを選ぶ就活生もいます。
ややカジュアルな印象になるので、堅い業界の就活ではマイナス評価になることもあります。
これくらいの黄色なら使いやすいです。
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就活のネクタイをどこで買う?値段は?ブランド品はOK?
就活用のネクタイを買う場所は紳士服店が無難です。
就活期間で汚れやすいのでチェーン店で品ぞろえの多いリーズナブルな価格をおすすめします。
色と柄が違うネクタイを数種類用意しておくといいでしょう。
ブランド品でもいですが、デザインを見ただけでブランドが分かるようなネクタイは避けたほうがいいです。
就活のネクタイ ネクタイピンは必要か?
就活においてネクタイピンは必須ではありません。
ネクタイピンの有無で評価が分かれることはありません。
ビジネスシーンでのネクタイピンは実用的な面よりもファッションとしての要素が強いので、就活でネクタイピンを付ける場合は、無難な色とデザインにしましょう。
就活でのネクタイ まとめ
1 結び方はまずプレーンノット、慣れてきたらほかの結び方をマスターして差をつける
2 色はブルーが基本ですが、赤や黄色系もあり
3 柄はレジメンタル(ストライプ)は押さえつつ、無地やドットでさりげなく個性を出す
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