ボーナス前に転職・退職すると満額もらえない?賞与査定期間を解説

転職するとボーナスはもらえるのか?こう考える転職希望者も多いのではないでしょうか。

できることなら転職前の企業だけでなく転職先でもボーナスをもらいたい、そんな願いをもっていても

どうすれば転職を挟んでできるだけ多くのボーナスが貰えるか、理解できている転職希望者はあまり多くないのではないでしょうか。

転職前と転職後にもらえるボーナスを増やせるかどうかは、ボーナス支給のルールと仕組みを理解するところから始まります。

この記事では転職をしてもできるだけ多くボーナスをもらいたい転職希望者向けに、ボーナス支給のルールと仕組みと転職でボーナスを多く貰う方法を、実際にボーナス支給額を算定している社会保険労務士資格を持つ大手企業の現役人事部管理職が解説します。

目次

ボーナス前に転職するともらえない?ボーナス支給のルール

ボーナスの支給のルールは通常「就業規則」や「賃金規則」「賞与支給規定」などに定められていて、
イントラなどで自由に目にすることができるようになっています。

転職の前後でボーナスをできるだけ多く貰うためには、ボーナス支給のルールを定めている「就業規則」や
賃金規則」「賞与支給規定」などを読み込んで、ボーナス支給のルールを理解する必要があります。

一方で、ボーナスの支給は義務ではなく、法律上は支給しなくても全く問題ありません。

法律上の義務ではないので、ボーナス支給のルールを定めていない企業もあります。

こうした企業は業績などから経営者の一存で支給額を決めている場合が多く、ボーナス支給前に退職を申し出ると支給額が減額されたり、最悪の場合は支給されなくなることもあります。

支給ルールを理解することが大事です

転職でボーナスを満額もらうポイント 査定期間、支給日、支給対象者

ボーナス支給ルールには以下のポイントがあります。

査定期間
支給額を決めるにあたって評価の対象となる期間です。例えば6月支給のボーナスであれば前年12月~5月の評価で支給額を決定します

支給日
文字通りボーナスを支給する日です

支給対象者
支給日を基準日として基準日に在籍している社員の場合もあれば、上記査定期間の末日を基準日として基準日に在籍している社員が対象の場合もあります。また基準日に在籍していても、査定期間のうち一定以上出勤していないと支給しないか、減額するケースもあります。

ボーナス支給ルールによっては、ボーナス支給日に在籍していなくてもボーナスが貰える場合もあります。

この場合、ボーナス支給の基準日に在籍していればいいので、基準日の翌日に退職して転職先に入社し実際の支給日には転職先で働いていてもボーナスは満額もらえることになります。

また転職先の査定期間にもよりますが、できるだけ早く入社することで次のボーナスの査定期間のうちの在籍期間が延びるので転職先での支給額が多くなる可能性もあります。

ボーナス前に転職して満額ボーナスをもらうタイミング

査定対象期間と対象者がポイント

ボーナスをもらってから転職する場合に気を付けること

ボーナスをもらってから転職しようとする場合でもボーナス支給のルールを定めた「就業規則」「賃金規則」「賞与支給規定」などを確認して支給条件を確認します。

ボーナス支給日に在籍していなければボーナスが貰えないルールであれば、たとえ支給日の前日まで在籍していてもボーナスは貰えないので、退職日をボーナス支給日以降にしなければいけません。

例えば、ボーナス支給日が12月10日で支給日に在籍していないとボーナスが貰えないとします。

転職先企業から「12月1日に入社してほしい」と言われ、転職元を11月30日に退職した場合は、ボーナスは貰えなくなります。

転職元でボーナスをもらうためには退職日(最終在籍日)を12月10日以降に設定し、転職先への入社日をさらにその後に設定すれば、転職元でボーナスを受け取ることができます。

退職を申しでるタイミングに注意

なるべく多くボーナスを受け取りたいなら、「退職を申し出るタイミング」はとても重要です。

査定対象期間中に退職を申し出ると、それが査定に影響し、本来もらえるはずだった金額より減額される可能性があります。

ですから、ボーナス支給のルールを定めた「就業規則」「賃金規則」「賞与支給規定」などを確認し
「査定対象期間」を把握して、なるべくなら査定期間終了後に退職意思を表示するのが得策です。

ただし、就業規則には「退職希望日の○カ月前までに退職を申し出なければならない」といった規程も設けられている場合がありますので、最も実害が少ないと考えられるタイミングで退職を申し出ましょう。

転職先で満額ボーナス貰えるタイミングはいつか?

転職先で満額のボーナスをもらうには、入社してから最初の査定対象期間の開始日がくることが必要です。

転職して最初のボーナスとなる夏季ボーナスは査定対象期間のうち12月の1か月間在籍していないので減額となります。

次のボーナスとなる冬季ボーナスは6月から11月までの全ての査定対象期間で在籍しているので、ボーナスは満額支給となります。

転職とボーナスの仕組み まとめ

1 転職でボーナスを損しないためには支給のルールをしっかり確認

2 転職元と転職先でそれぞれ満額をもらうことも可能

3 転職を申し出る日はとても重要

最後まで読んでいただきありがとうございます。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

社労士資格をもつ元大手企業人事部管理職・工藤です。10年以上新卒採用と中途採用を担当した経験から採用と労務管理のお手伝いをします。

コメント

コメント一覧 (2件)

コメントする

目次
閉じる