就活でパンプスは決まり事?すぐ脱げる、痛い、後付けストラップは?

就活で頭を悩ませるもののひとつに「靴」があります。

特に女性の場合は「パンプス」を履く人が多いのですが、すぐ脱げてしまい苦手な人には苦行のように辛いことかもしれません。

そもそも就活でパンプスを履くのは決まり事なのでしょうか?

すぐ脱げてしまうパンプスには後付けのストラップもありますが、どうつけたらいいのか、就活ではだめなのか、わからないことがたくさんありますね

歩き詰めになる就活で足元を快適にすることは、就活全体のパフォーマンスにも大きく影響します。

この記事では女性就活生必見の就活でのパンプスについて、10年以上新卒採用と中途採用を担当している社会保険労務士資格を持つ大手企業の人事部管理職が解説します。

目次

就活でパンプスは決まり事なのでしょうか?

そもそも就活ではパンプスを履かなければならないというルールや決まり事はありません

私の広告業界では、ハイヒールを履いてくる人もいますし、クリエイティブ系ではそもそもパンプスでもヒールでもない、個性的な靴を履いてくる人もいます。

広告業界に近い放送業界ではアナウンサーはほとんどハイヒールを履いてくるそうです。

採用する側にとっては、「靴はパンプス」と決めているのではありません。

就活という場に合わせた身だしなみを整えてこれるか?

そこが根底になります。

パンプスはシーンをあまり選ばない靴なので、就活でもマイナス評価になりにくい靴として、多くの就活生が履いています。

面接する側からすると、パンプスを履いていないからといってマイナスになることはありません。

過去に黒のスニーカーにパンツスーツの女性就活生がいましたが、選考の過程で服装が話題になることもなく、選考を通過しました。

パンプスを履くことを暗に強要される社会風潮に反対する#kutoo運動も広まっていて、「合わない方は無理してパンプスを履いてこないでください」と案内する企業もでてきています。

就活でのパンプスはなぜすぐ脱げる、痛い?

女性就活生のホンネですね。

面接の控室で後ろの席に座っている女性の就活生が、靴をぬいてマッサージしている方をよくみかけます。本当に大変な思いをされていると思います。

失敗しにくい靴としてパンプスを選んでも、すぐ脱げたり靴擦れになったりすると就活のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

パンプスがすぐ脱げたり靴擦れをおこしてしまうのは足に合っていない靴を選んでいるからです。

適切に足に合ったパンプスを選ぶと脱げにくくなり、靴擦れなどのトラブルも避けられ就活に集中できるようになります。

シューフィッターが選ぶ 脱げにくいパンプスのポイント

  1. かかとがぴったりつくパンプスを選ぶ
  2. パンプスのヒールの高さは疲れに関係しない、かかとが合っていることが重要
  3. つま先に若干の余裕をもつ
  4. 足幅はきつすぎず、ゆるすぎない

順番に解説します

1 かかとがぴったりつくパンプスを選ぶ

パンプスを履いたときにかかとに指1本入る程ではすき間が開きすぎです。

就活用のパンプスだけでなく、スニーカーやハイヒールでもかかとには隙間がなく、ぴったりくっついているものを選んだ方がいいでしょう。

かかとが合っていないと、歩くときにかかとが浮かんで靴が脱げてしまい、足に負担がかかり疲れやすくなってしまいます。

ストラップつきのパンプスやシューストラップをつける場合でも、かかとがぴったり合ったパンプスにすることが大切で、スニーカーなどほかの靴でも同様です。

2 パンプスのヒールの高さは疲れに無関係 ぺたんこ靴は?

ヒールが低い方が疲れにくいと考えていませんか?

7センチ以上のハイヒールになると、歩くたびに靴内で足が前に下がっていきます。

高いハイヒールではなく、就活生がよく購入している5センチ以下のヒールであれば、5センチでも3.5センチでも疲れやすさはあまり変わりません。

疲れにくいパンプス選びのポイントはかかとが合っているかどうかです

ぺたんこ靴」といわれるフラットパンプスなら疲れにくいと考えている就活生もいるかと思いますが、たとえヒールがフラットでもかかとまわりがゆるすぎれば、歩く動きで足が前にずれて疲れてしまいます。

3 パンプスのつま先に若干の余裕をもつ

つま先は、かかととは逆に若干(1センチ程度)の隙間がある方が履いていてストレスを感じにくいでしょう。

すぐにパンプスが脱げないようにつま先にぴったりのサイズを選んでしまいがちですが、つま先は余裕が必要です。

つま先に若干の隙間があれば歩くときに親指が伸びるスペースがあり、外反母趾などのトラブルを防ぐことができできます。

4 パンプスの足幅はきつすぎず、ゆるすぎない

足の甲の部分が開いているパンプスを履くと、脱げないように足幅がきつい靴を選んでいませんか?

履いたときに「痛い」「きつい」と感じるパンプスは避けてください。逆にゆるすぎるのもダメです

足幅がきついパンプスを履くと、脱げないように歩いて足指が曲がってしまったり、足裏に力が入って魚の目やタコになったりする原因になります。

足にかかる負担が増えてしまい疲労がたまって長丁場の就活にはマイナスの影響が大きいです。

就活でのパンプス、ストラップ付きや取り外し可能なシューストラップは?

ストラップつきのパンプスは全く問題ありません

就活にかかるストレスをできるだけ軽減して、面接でのパフォーマンスに集中しましょう。

ストラップ付のパンプスがマイナスになるのでは?と気にされる場合は、取り外し可能なシューストラップがおススメです。

パンプスに色を合わせたり、透明であればシューストラップとは気づきにくいですし、どうしても気になるのであれば建物に入る前にシューストラップを外しておけばいいです。

就活でのパンプス まとめ

  1. パンプスは必ずしも履かなくていい
  2. パンプスを履く場合、かかとにぴったり合わせる、つま先に余裕をもたせる、足幅はジャストなパンプスを選ぶ
  3. ストラップ付、あとづけのシューストラップも可

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

社労士資格をもつ大手企業人事部管理職・工藤です。10年以上新卒採用と中途採用を担当した経験から採用のお手伝いをします。

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