就活は進路を決める人生のビッグイベントの一つです。
自分らしさは大切にしたいし、髪型や服装だって好きな格好をしていたいものです。
ですが、マイナス印象を与えたくないので、なんとなくみんなと同じようなリクルートスーツを着て、同じような靴とカバンで就活に臨んでしまいがちではないですか?
そんな没個性的なリクルートファッションで気になるのがピアス。
ピアスをつけたままでいいのか?外した場合でもピアス穴で悪印象を与えてしまうのではないか?
そんな不安を覚える就活に、社会保険労務士資格を持つ大手企業の人事部管理職が採用担当者側のホンネで解説します。
就活にピアスはどう影響するのか?
就活のピアス、男性は悪影響あるが、自己表現であればOK
業界にもよりますが、基本的に男性のピアスに悪印象を抱く採用担当者はまだ存在します。
ピアスをつけたままというのは論外でピアス穴についてという意味です。
筆者は「くだけた業界」とされる広告業界ですが、採用担当レベルではピアス穴は気にしないのですが役員クラスになると男性のピアス穴に拒否反応を示すケースがあります。
他業種(IT系、ベンチャー企業、芸能等)では、男性のピアス穴を気にしないという採用担当者もいましたし、ピアスをつける理由が説得力をもつのであれば、逆に好印象に振れることもあります。
就活、、嫌な響き、、、ピアス開けてもおっけーな風潮になったらいいのに🤢
— 🐰 m e 🐯 (@Merwitch_) January 5, 2022
これは就活生さんのホンネですね。
私もピアス穴などは気にしませんが、まだ会社で影響力をもつ世代はピアス穴を快く思わない人もいるということは忘れないほうがいいです。
ただ、何事も程度問題で、両耳にいくつもピアス穴が開いていたり、ピアス穴が拡張されていたりすると悪影響があるので避けたほうがいいです。
就活のピアス 女性は基本的に問題なし、業界によってはデザインは要注意
ピアスはオーソドックスなアクセサリーです。
特に女性のピアスに抵抗を感じる人はほとんどいないでしょう。
なので選考段階でピアスがついているからといってマイナスになることはないでしょう。
10数年前に採用に携わってから一度も女性応募者でピアスをつけているといってマイナス評価をつけたことはなく、ほかの面接官においても同様です。
役員クラスの最終選考でもピアスのことでマイナスになったことはありません。
同業や異業種の採用担当者との情報交換においても、女性のピアスの有無で評価がわかれるという話題になったことはありませんでした。
ただ、ピアスをつけて面接に臨んでも問題はないですが、ほかのアクセサリーと同様に派手なデザインだと、そのデザインに注意が向けられてしまって面接の受け答えに集中できなくなります。
男性と同様にピアスのデザインに自己表現があるのであれば、ピアスのデザインに質問が向けられるようなエントリーシートを記入したり、質問への答えでピアスのデザインに次の質問が向かうようにするなどの工夫が必要です。
また金融機関などはまだ採用段階での女性のピアスを良しとしない人もいますので、ピアスを外したほうが無難です。
男性でもそうですが、ピアスが好きな女性であればお気に入りにピアスをつけて気持ちを高揚させて面接に臨みたい、そういう方もいるので、あまり神経質にはならなくてもいいでしょう。
勉強も就活も頑張ろーと思って可愛いピアス買いました見て pic.twitter.com/QQEAxYiZ9r
— ぽん (@pon_shibaki) January 4, 2022
内定後のピアスで内定取り消し?!
結論からいうと企業側が内定後にピアスをしていたことを理由として内定を取り消すことは難しいです。
内定後に内定承諾書を提出し企業側は内定通知書を出します。
この段階で求職者と企業側の双方が雇用契約に合意したことになるので、雇用契約締結と同じ法的効力が発生します。
「内定通知書」は「始期付解約権留保付労働契約」となり、労働契約の始期(入社日)まで、内定を取消するような出来事が起きた場合は、企業側が労働契約を解除できるという条件付き(解約権留保付)の労働契約になります。
ここでポイントとなるのはピアスをしていたことが内定を取り消すような出来事なのか?ということです。
内定者がピアスをしていたことをもって内定を取り消された場合、内定者側が法的な手段をとることもあり得ます。
2015年に日本テレビにアナウンサーとして内定していた女性が、クラブでアルバイトをしていたことをもって内定を取り消されかけたことがありました。
女性は法的な手段にでて、結局日本テレビ側は内定取り消しを撤回しています。
女子大学生がクラブでアルバイトする是非は別にして、クラブでのアルバイトでも内定の取り消しは難しいことが明らかになった事件です。
まして一般的に広くアクセサリーとして使用されているピアスの装着をもって内定を取り消すのは法的には極めてハードルが高いと思われます。
ピアス穴の隠し方とつけたまま隠す方法で絆創膏は?
一般的に言われているピアス穴の隠し方です。
- 絆創膏を貼る、テーピングをする
- ファンデーションテープを貼る
- コンシーラーでメイクする
- 無色のリップクリームで埋める
1 あまりお勧めしません。目立たない色であっても耳に絆創膏が貼られていたり、テーピングされていると自然に目に入ります。ピアスホールを隠しているのかな?と思われる可能性は高いです
2 タトゥーや痣を隠すファンデーションテープを張るのは有効です。もともとピアスは小さいので、医療用のファンデーションテープを貼り、ファンデーションで境目を目立たなくすればピアスホールはわかりにくくなります。
3 有効です。
4 有効です。
ピアスをつけたまま隠す方法は絆創膏が一般的ですが効果は限定的です。
裏技として中耳炎や外耳炎になったということにして、耳帯をつけるという手もあります。
しかしこれは一回しか使えないので、内定した後はころあいをみてピアスをしていることを明らかにしましょう
就活でピアス まとめ
1 選考段階でのピアスやピアス穴は男性は危険性高い 女性は特段問題なし
2 内定後にピアスで内定取り消しの可能性は企業側にとってハードルが高い
3 ピアス穴を隠すなら、ファンデーションや透明のリップクリームがおすすめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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