就活の「あなたらしい写真」を選んだ理由の説明文と例文

この記事は就活でよく求められる「あなたらしい写真」の選び方と説明文の書き方と例文をまとめています。

「あなたらしい写真」はエントリーシートの大切な要素の一つです。

なぜなら人事がまず知りたいのは「応募してきた就活生がどのような人なのか?」ということです。

就活生が「あなたらしい写真」として選んでくる写真は「就活生自身が考えている長所」「人事担当者に見てほしい自分」が表現されているからです。

自分の長所が表現できれば、面接では長所について深掘りして聞いてくるよう誘導できます。

一方面接官も就活生に聞いておきたい質問として考えてきます。

エントリーシートの評価だけでなく、後の面接も大きく左右する「あなたらしい写真」について

年間数百枚のエントリーシートを採点している社会保険労務士資格を持つ現役人事部管理職が、就活初心者にもわかりやすく解説します。

目次

なぜ就活のエントリーシートで「あなたらしい写真」が求められるか

「あなたらしい写真」はエントリーシートの中核です。

書類選考から最終面接までの評価の軸となるものです。

なぜなら「あなたらしい写真」からは就活生のアピールポイントだけでなく価値観や表現能力など様々なことが読み取ることができるからです。

書類選考段階では、度を越して奇抜な写真ではないか、写真のタイトルや選んだ理由に訴求力や説得力があるかが評価ポイントになります。

面接では、基本的に「あなたらしい写真」から質問になります。

「あなたらしい写真」の質問がない場合に考えられるのは、全く評価されていないか、もしくは写真とその説明文で十分に納得させられているか、のどちらかになります。

就活で評価される「あなたらしい写真」

まずアピールしたい「あなたらしさ」を考えます。

運動部やサークル活動などでリーダーシップを発揮することが「あなたらしい」であれば、グループを引っ張っているシーンを写した写真にします。(例えば、ミーティングの中心で発言しているあなた など)

アルバイトから「あなたらしさ」を表現したいのであれば、アルバイトのどの要素が「あなたらしさ」なのか、たとえば新たな提案をして売り上げに貢献したのであれば、新たな提案を表現しているあなたになります。

評価につながりにくい「あなたらしい写真」の例 趣味

あまり評価につながらないのが趣味や好きなことをやっている自分を漠然と写した写真です。

例えば「野球」が好きな人が「野球」をしている様子を「あなたらしい写真」として送ってくることが多々あります。

ただ「野球」をしているのが「あなたらしさ」であれば、採用担当者は「入社したあとどのように活躍してくれるのか?」というイメージがわきません。

「野球」が好きであれば「野球」のどういう点が「あなたらしい」のでしょうか?

たとえば、野球のもつ献身性が「あなたらしい」のであれば犠牲フライや送りバントのシーンを作りましょう。

社交性をアピールするためサークル仲間との楽し気な写真を送ってくるケースも多々あります。

仲間と過ごすのは誰でも好きです。

企業が求める社交性は初対面の人や、利害関係のある人と衝突せずにコミュニケートできる能力です

社交性が「あなたらしさ」であれば、バックグランドの違う人との交流を映し出した写真にしましょう。

男怒り

自分のお気に入りの写真ではなく、あなたを表現する写真です

評価につながりにくい「あなたらしい写真」の例 家族写真

家族写真も評価がわかれます。

家族を大切にしたい気持ちはよくわかりますが、「家族を大切にしたいあなた」が就活でアピールしたい「あなたらしさ」なのでしょうか?

就活の「あなたららしい写真」は企業側に「あなたが入社してくれたら会社で活躍してくれるだろ」と思ってもらえる写真を選びましょう。

「あなたらしい写真」の選び方

①大原則はあなたが主役の写真,基本は1ショット

インパクト重視、採用担当者の印象に残るかがカギ

③アピールしたいあなたの長所から逆算

NGな「あなたらしい写真」

①異性が多い写真

②飲みや喫煙

③ピンぼけ

④加工しすぎている盛りすぎな写真

「あなたらしい写真」をひきたてる説明文

「あなたらしい写真」で重要なのは写真に加える説明文です。

10文字程度の簡潔なタイトルをつけます。

エントリーシートにタイトルを付けるのが求められていない場合はチャンスです。

あえてタイトルをつけて、表現能力をアピールしましょう。

採用担当者は「自分を表現するためにわかりやすく工夫しているな」と評価してくれます。

タイトルに加えて説明文の内容は「アピールしたいあなたの長所」です。

「あなたらしい写真」にはキャッチフレーズも有効

「あなたらしい写真」にはキャッチフレーズもつけましょう。

的確なキャッチフレーズがあると採用担当者や面接官に印象が残ります。

「@@@」というキャッチフレーズをつけて、内容が的確であれば「@@@の○○さん」と採用担当者の印象に残った就活生となり、ほかの就活生と差別化されることになります。

「あなたらしい写真」説明文の例文

アピールしたい長所が「リーダーシップ」だとします。

その場合の写真として以下のような写真を選んだとします。

タイトル 「プロジェクト7人」

私はチームでのプロジェクトでリーダーシップを発揮するときにやりがいと楽しさを感じます。

所属している起業研究会では「海洋漂着ごみ回収キャンプ」「保護犬と里親を結ぶ遠足会」など自ら企画提案したプロジェクト5つについて6人の仲間とすすめて成功させました。

自分で考えたプロジェクトに参加してもらうためには、丁寧な対話とまず自分から動くこと、そしてわかりやすい発信が必要です。自分の考えをどのような言葉な伝わるかを考えそして理解が得られた瞬間に喜びを感じ、課題をクリアしていく過程に喜びと達成感を感じます。

「チームワークに至上の喜び」を感じる私です

「あなたらしい写真」のポイントは「タイトル」「具体例」「自分の心が動く瞬間」を表現することです。

そしてできるだけインパクトのある写真にしてください。

このイラストではグループでの写真となっていますが、あえて仲間と協同してプロジェクトを進めることを表現するためにグループ写真をつかっています。

「あなたらしい写真」家族写真や高校時代の写真は?

前述したように家族写真は評価が難しいです。

就活で「家族円満」を伝えても評価にはなりません。

高校時代の写真はケースバイケースですが、おススメしません。

採用担当者は「今のあなた」を知りたいのです。

「高校時代のあなた」ではありません。

高校時代のあなたが最も「あなたらしい」のであれば今のあなたは「あなたらしくないあなた」になってしまいます。

「あなたらしいあなた」が形作られたのが高校時代の出来事だとすれば「アリ」だと思います。

就活で求められる「あなたらしい写真」まとめ

1 「あなたらしい写真」はESだけでなく面接での柱となる

2 「何をアピールするか?」から逆算して写真を選ぶ

3 タイトル、キャッチフレーズ、インパクト重視、できれば1ショット

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この記事を書いた人

社労士資格をもつ大手企業人事部管理職・工藤です。10年以上新卒採用と中途採用を担当した経験から採用のお手伝いをします。

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