2023年から25卒の就活は始まります。
大学3年生から就活を始めるのは気が重いかもしれませんが、就活市場ではすでに3年から始動する就活生が数多くいます。
企業側のスケジュールでは25卒の採用計画は23年の春には基本案を組み立てて社内決済を取ります。
そして夏前に使用媒体の選定を終えてインターンシップの準備を始めます。
必ずしも3年夏から就活を始めないと内定を獲得できない訳ではありませんが、マイペースでいいので早期から助走を始めておけば、精神的に余裕が生まれ就活を乗り切ることができます。
この記事では25卒就活生にむけて、就活を始めるタイミングと、乗り遅れた場合のリカバリー方法を10年以上採用に携わっている社会保険労務士資格を持つ大手企業の現役人事部管理職が分かりやすく解説します。
25卒就活のスケジュール 夏・秋インターンと秋採用をチェック
コロナ禍が一定の収束となり企業の経済活動が活発化しています。
これまで採用を手控えていた旅行、観光、航空業界などは大幅に採用を復活させようとしています。
またインターンシップからはじまる就活の場面の多くでWEB化が一段とすすみます。
WEB化によって就活生は企業まわりをする時間と費用がかからなくなり、一人当たりが接触する企業数は増えます。
WEB化によって就活生と企業との出会いの接点は就活サイトなどの検索ということになり、検索対象にあがらない知名度の低い企業は存在しないのと同じになります。
合同企業説明会等に参加すれば知らなかった企業との出会いはあるのですが、合同企業説明会の参加者は減少傾向にあるので、就活のWEB化が進むなか知名度の低い企業と就活生の出会いの場をどう確保するかが課題となっていきます。
またリファラル採用やオファー採用などのダイレクトリクルーティングがよりすすみます。
24卒採用においてもダイレクトリクルーティングを採用した企業は大企業で3割以上、中小企業では4割を超えています。
25卒採用では企業も就活生もダイレクトリクルーティングをどう活用していくかが問われます。
25卒採用はいつから始める?
23年の5月時点で7割を超える企業が25採用にむけて動き始めています。
これはインターンシップ受付開始も含む採用活動で、23年の年末ころまではインターンシップや企業説明会などの時期となります。
一部マスコミなどではすでに内定を出す企業もあります。
通年採用を浸透していることもあり、常時エントリーを受けつけているところもありますが、
23年の夏から25採用の企業研究、自己分析などの就活が始まると考えてください。
経団連が定める新卒の就職情報解禁が24年3月となっていますが、すでに24年3月は25採用のスタートではなく、中盤から終盤となっています。
25卒就活インターンシップは夏からはじまり秋は差をつけるチャンス
インターンシップは夏に始まり夏休みシーズンには多くの企業で実施されます。
秋のインターンシップは学校が始まっていることもあり、規模は小規模になり参加者も少なくなります。
しかし秋インターンシップへの参加はいくつかのメリットがあります。
1 夏インターンよりリアルな企業像に触れられ、内定にも結び付く
夏インターンシップは就活を始めたばかりの学生が相手になるので、ビギナー向けのメニュー
になります。秋インターンシップは夏インターンシップを終えて、就業意識が高まっている学生
が対象になるので、より企業のリアルな姿を見せて、マッチングしそうな学生を探すモードに
なっています。このため秋インターンは内定に結びつく可能性もあります。
2 競争率が低く参加しやすい
学校が始まっているので応募者も少なくなるので、参加できる可能性が高まります。
3 ライバルに差をつけやすい
ほかの就活生が活動していない時期にインターンシップに参加することでライバルに差をつけ
るチャンスです
秋インターンシップは夏インターンシップに比べて内定を勝ち取りやすいといわれています。
夏インターンシップに参加する学生は意識が高く優秀な学生が多い傾向があります。
このためインターンシップ中に高評価を得るのは至難の業です。
しかし夏インターンシップに参加した学生のうち秋冬インターンシップに参加するのは少数なので、参加者のレベルは相対的に下がります。
秋インターンシップは多くの学生にとって早期内定を獲得するチャンスといえます。
秋インターンシップは後れを挽回するチャンス!
24採用に出遅れた人へ秋採用はチャンス
実は秋採用を実施する企業は増えています。
私の会社でも春採用で予定数を下回ったり、せっかく選考した内定者から辞退がでたりして秋採用に踏み切りました。
就活サイトや企業の際よ宇ホームページを調べても、これまで秋採用を実施していなかった企業が実施することを見かけることが増えています。
出遅れた人は秋採用はチャンスです。
春採用の敗因を分析して秋採用にかけてみましょう。
春採用に落ちてしまった企業にも躊躇することなくエントリーしてください。
ある程度春採用で選考に進んでいた場合は人事担当も覚えているので、再度エントリーしてくれたら本気度が伝わります。エントリ-シートや面接で一皮むけたあなたを見せることができれば内定は近いです。
25卒就活 まだまだ気持ちが就活モードになっていない人へ
25卒就活のインターンシップは夏から始まりますが、まだ気持ちが就活モードになっていない人もたくさんいます。
まわりの友人が就活を始める中で、まだ大学3年生で気持ちが就活モードに入らないの当たり前のことです。
夏にまだ就活を始めていないからといって、全体の中では決して遅れを取っている訳ではありません。
秋からのスタートでも十分に間に合いますので、焦ることなく企業研究や自己分析をじっくりやりましょう。
やばい、厳しいはまだ早い、今からでも十分挽回可能
25卒採用で夏を過ぎても何もしていなくても「やばい」「厳しい」と感じる必要はまったくありません。
就活で「やばい」「厳しい」となるのは十分は企業研究や業界研究、自己分析ができないまま、なし崩し的に就活を本格化させることです。
業界研究や企業研究を十分にやり、深い自己分析を経て「自分は何に興味があって、どんな仕事や業界に会っていて、どんな働き方をしていきたいのか」という自分の軸がないまま就活をすすめ、たとえ内定を獲得できても充実した仕事ができるでしょうか・・。
何も就活をしていなくても焦る必要はないのですが、まず明日から就活サイトに登録し、知っている企業から採用情報を調べるなどの就活第一歩を踏み出しましょう。
焦らず地に足をつけた就活を
25卒の就活はいつから始める?まとめ
1 25卒は求人が増加見通し
2 25卒採用は企業は9月に7割が始動
3 秋インターンシップは内定に直結するのでねらい目
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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