無料テンプレートつき!採用ペルソナシートの設定と作り方

採用現場は変わりつつあります。

面接官の主観に頼った面接を繰り返し高得点者を次のステージに上げる採用では、企業が必要とする人物を獲得しにくくなっています。

これは求める人物「ペルソナ」が明確に定まっておらず、面接官の主観が評価軸となるので、選考フェーズを突破した人物が持っているパーソナリティが企業が必要としている人物像「ペルソナ」に合致しないことがよくあるからです。

そこで近年はまず企業が必要とする人物像「ペルソナ」をつくりあげ、「ペルソナ」にどれだけ合致するのかを評価軸にする採用へ変わりつつあります。

この記事では採用の評価基準として欠かせない「ペルソナ」の設定と「ペルソナ」を評価の現場に落とし込む「ペルソナシート」の作り方を、毎年「ペルソナ」を設定している社会保険労務士資格を持つ現役採用担当者が解説します。

目次

採用で不可欠なペルソナとペルソナシートとは

「ペルソナ」とはラテン語で仮面を意味します。

俳優が舞台で「ペルソナ」をかぶり、演じる役柄を表現するのに使われてきました。

採用の現場で使われる「ペルソナ」は求める人物像を年齢や性別、現在の職業とこれまでの職歴、家族構成、趣味などを細かく設定して作り上げた架空の人物像です。

「ペルソナシート」とは「ペルソナ」を定義する各要素をまとめたシートです。

要素が言語化され具体化されたもので「ペルソナシート」を精密に作ることができればミスマッチを生み出さない採用につながります。

ペルソナの設定項目① 新卒採用と中途採用の共通ポイント

「ペルソナ」の設定には3段階のステップがあります。

  1. 採用の目的を明確化する
  2. 自社の強みや特徴を整理する
  3. 求める人物の要件を書きだす
  4. 要件に優先順位をつける
  5. ペルソナを設定する

採用の目的を明確化しないと「ペルソナ」がぶれてしまいます。新規事業の立ち上げか、幹部候補か、それとも新卒で企業風土になじみ様々な部署で活躍が期待できる人材なのか、目的を明確化します。

「ペルソナ」にアピールできる自社の長所、強味、社風などを言語化します。

新しい事業をけん引する人材が欲しくても保守的な社風であればアピール力に欠けてしまいます。

求める人物の要件として「趣味」「学生時代の経験」「休日の過ごし方」「職歴」「資格」などの要素をあげていきます。

そのうえで、絶対に持っていなければならない要素(MUST)と、持っていてほしい要素(WANT)に分けて優先順位をつけます。

最終的に要素を兼ね備えた架空の人物(ペルソナ)を設定します。

<新卒採用・中途採用共通>
・年齢
・性別
・学歴
・家族構成
・出身

ペルソナの設定項目② 新卒採用編

新卒採用での「ペルソナ」は「採用したい架空の学生像」のことです。

新卒の「ペルソナ」設定では、年齢、学歴、所属サークル、趣味、休日の過ごし方などまで具体的に想定します。

<新卒採用>
・課外活動(部活動・アルバイト・ボランティア)
・志望業界
・企業選びでもっとも重視すること
・学生時代一番力を入れたこと(ガクチカ)
・就活で直面している悩み
・長所と短所

ペルソナの設定項目③ 中途採用編

一方、中途採用の場合は職歴や年収などが重要になってきます。

<中途採用>
・現在の仕事内容と経歴
・年収
・仕事上の悩み
・転職で重視していること
・保有スキルと資格
・休日の過ごし方

ペルソナシートの作り方 すぐ使えるテンプレートつき

新卒、中途でまとめた要素を落としこんだものが「ペルソナシート」になります。

ポイントとしては、実際にいるような人物像をイメージできるようにするまで具体的に書くことです。

ペルソナは複数設定が効果的

企業が求める人材のタイプはひとつとは限りません。

部門ごとに求める「ペルソナ」は変わってきますし、同じ部門でもリーダー型もあれば調整型も必要です。

即戦力なのか育成型なのかによっても変わります。

このため「ペルソナ」をひとつだけに絞るのは危険も伴います。

ペルソナを定める要素のなかで絶対に譲れない要素は備えつつ、相反するけども備えてほしい要素もあります。

たとえば、「人との関りが好き」が欠かせない要素としても、「強く押していくスタイル」と、「聞き役に徹していくスタイル」があります。

両者がいてこそビジネスの様々な局面で力を発揮できます。

ペルソナは採用ブランディングにも効果的

採用ブランディングとは、就活生(求職者)から「こう思われたい」を、就活生(就活生)が自分が入社したい企業は「こうであってほしい」という思いに近づけることです。

では就活生(求職者)が就活でどのような思いを抱くのかを把握するために、「ペルソナ」を設定してより具体的な人物像を描き出すことで、就活生の心の中も想像しやすくなります。

ポイントは具体性です。

実在している人物のようにペルソナを設定することが大切です。

採用で欠かせない「ペルソナ」の設定 まとめ

1 採用ミスマッチを防ぐために「ペルソナ」設定は有効

2 ペルソナはできるだけ具体的に

3 ペルソナは複数設定も効果的で採用ブランディングにも有効

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

社労士資格をもつ大手企業人事部管理職・工藤です。10年以上新卒採用と中途採用を担当した経験から採用のお手伝いをします。

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