採用内定の承諾はいつまで待つ?お礼メールの企業側の評価は?

採用内定者からの返事を待つ間はとても長いですね。

長い期間をかけ、多大なエネルギーを注いで内定を出した人が内定を承諾してくれなかったら、いままでの苦労が水の泡になったと感じてしまいます。

内定承諾してもらえなかった場合でも採用活動を検証して学ぶ点は多々ありますから、決して無駄ではないのですが、それでも精神的ダメージは大きいです。

一秒一秒がとても長く感じる内定を通知してから返事を待つ時間、実際はどのくらい待てばいいのか、判断は難しいです。

経験的には長すぎても短かすぎてもだめで、採用プロセスを通じて、どのくらいの時間を設定すればいいのか判断できるようになります。

この記事では内定通知を出してから返答期限の設定について、10年以上新卒採用と中途採用を担当している社会保険労務士資格を持つ大手企業の人事部管理職が解説します。

目次

採用内定の承諾はいつまでに?

採用内定を出してから返事をもらう。

即答で返事をもらえることもありますが、候補者にとってはたとえ第一志望の会社であってもじっくり考える時間が必要になります。

新卒採用であれば、就活期間にいくつか選択肢を確保したいでしょうし、中途採用であれば内定をもらってから家族や親しい人に相談する、というケースも多々あります。

実務では、内定の連絡は電話がほとんどです。

電話で選考に合格したことを伝え、まずはお祝いの言葉を添えましょう。

そして、意向を確認するという流れになりますが、相手の喜び具合が高くその場で返事がもらえる雰囲気であればそこでもらいます。

それほど喜びが感じられないにもかかわらず即答してもらえた場合は数日後に内定辞退が伝えられることがあります。

まずは内定先を確保してそのあとも就活を継続している場合です。

内定者側の心情は理解できるのですが、企業側とすればとても心配になります。

即答の場合でも懸念が残る場合は「一応じっくり考えてください」とこちらから期限を設けることをおすすめします。

この見極めは、これまでの選考プロセスの中で自社以外にも受けている企業があるのか、家族などへ相談しているか、志望度合いはどのくらい高いのかといった情報を入手しておくと判断がしやすくなります。

返答期限は1週間以内に設定する企業がほとんどです。

なぜなら新卒でも中途でも落ち着いて考える時間を設けてもらうためで、必ず週末を挟むようにしています。

1週間よりも短いと、考える時間が十分にとれなかったり家族や友人などと相談する時間がとれないこともあります。

また内定者側からすれば形式的に考える時間は設けてもらっているが、こちら側のことをあまり考えてくれていないと思われてしまいます。

1週間よりも長い場合でも2週間以内が望ましいです。

週末を2回挟むのでじっくり考える時間はありますし、内定者の選考段階での熱意が冷めてしまうこともあるからです。

選考段階で面接以外の雑談で得られる情報はとても重要です

採用内定者から返事をする期間の延長を申し出られた場合

内定者から返答期間の延長を申し出られた場合は、まず事情を聞きましょう。

内定者から延長を申し出るということは、入社する意思はあるがほかにも選考が進んでいる社がある。または入社したいのだが個人的事情で時間が必要、という理由が考えられます。

決断を急がせるために圧力をかけるのは逆効果です。

新卒であれば「大学に連絡する」とか「君の大学の後輩はもう採らない」、中途の場合「延長するなら内定を取り消す」などは絶対にNGです。

圧力をかけても内定者の気持ちが入社に傾くことはなく、マイナスに働くことがほとんどです。

返答期限の延長を申し出られた段階で、「自社が志望度第1位ではないが、相談には乗ってくれそうな信頼感は持ってもらえている」と考え、真摯に対応するのがベストです。

延長が可能であれば可能な範囲で伸ばすことも考え、延長が不可であれば不可の理由をできる限り伝えましょう。

誠実に対応することで入社した場合でも不信感なく入社してくれますし、入社しなかった場合でも企業イメージが損なわれることは避けられます。

内定者からのお礼メールは逆効果か?企業側の評価は?

内定者からのお礼メールは必須ではないですが、丁寧なお礼が届くと印象はよくなります。

企業側としては、お礼メールがないことで評価を下げるのではなく、気持ちのこもったお礼メールがとどいたら素直に受け止める程度がいいでしょう。

逆に紋切り型のお礼メールでは逆効果になることもあります。

内定者側からすればお礼はメールでも手紙でもどちらでもいいです。

お礼を伝えるのなら短くても心のこもったお礼が重要です。

採用内定者の承諾とお礼メール まとめ

  1. 返答期限は週末を挟んで1週間程度
  2. 即答で承諾の場合、後々内定辞退の可能性
  3. 返答期限の延長が求められたら真摯に対応、圧力は逆効果
  4. お礼は必須ではないが、お礼が届くと好印象

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

社労士資格をもつ大手企業人事部管理職・工藤です。10年以上新卒採用と中途採用を担当した経験から採用のお手伝いをします。

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